〔アメリカの国旗〕

　アメリカ合衆国（The United States of America）の国旗は、英語では

『The Star-Spangled Banner』
（スター・スパングルド・バナー）

と呼ばれ、日本語では『星条旗』と呼ばれています。

　この星条旗として知られるアメリカ合衆国の国旗は、1777年6月14日にフィラデルフィアで行われた第2回大陸会議の海事委員会で国旗として制定されました。

　星条旗が制定された時点での星の数は13でしたが、その後、州が連邦に加入されるに従って追加され、1960年には50となっています。

　星条旗にはいくつかの色彩が用いられていますが、それぞれの色に次のような意味合いを持たせています。

　・白：　　　純真さ・潔白
　・赤：　　　大胆さ・勇気
　・青：　　　警戒・忍耐・正義

　星条旗が誕生した当初には星の位置は定められていなかったため、星が丸く配置されたり、縦横に並んで配置されたりと様々なデザインが存在しました。

　1912年には星の配置の仕方が正式に定められ、1959年には49個の星が並び、現在の50の星が並ぶデザインは、1960年に定められました。新たな州が加わる場合、星の追加は州が連邦に加入した最初の独立記念日（7月4日）となります。

アメリカ国旗の寸法規格

〔アメリカ国旗の寸法〕

　星条旗のアスペクト比（縦横比）は、様々な比率の国旗が用いられてきましたが、1959年8月21日のアイゼンハウワー大統領によって定められました。

　星条旗の縦横比 ＝ 1：1.9

　このように正式な国旗の縦横比は定まっていますが、一般家庭やビジネス上では、様々な比率の国旗が用いられています。（星条旗および縦横比図：American Center Japanより引用）

　星条旗の縦横比の例：

　・縦横比＝2：3
　・縦横比＝3：5　など

星条旗への忠誠の誓い

〔忠誠の誓い〕

　コロンブスの新大陸発見400年記念の一環として、1829年、聖職者フランシス・ベラミーによって『星条旗忠誠の誓い』の原形文が作成されました。その後いくつかの修正が加えられ現在の『忠誠の誓い』となっています。

“I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and to the Republic for which it stands, one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.”

「私はアメリカ合衆国の国旗と、その国旗が象徴する共和国、神の下に一つとなって分かたれず、全ての人に自由と正義が約束された国に忠誠を誓います」