〔車社会アメリカ〕

車にまつわる危険

アメリカでたかりに逢う

　ワシントンなどの大都市周辺を車で通り抜けるとき、信号待ちで交差点に停止していると、一種の「たかり屋」と呼ばれる人たち近付いてくることがあります。

　突然、黒人の人が車に近付き、窓やバックミラーなどの掃除を始めたりします。また、新聞紙を出してきて購入するように迫ります。

　突然のことであり、非常に驚いてしまいます。このような場合、基本的にはありがとうは言っても現金を渡してはいけないとされています。しかし、車に悪戯されるのを恐れて25セント～1ドル位を渡して脱出する人も多いようです。どちらが得策か私にはわかりません。

無料駐車場・有料駐車場

　都会地では有料、無料の駐車場が完備されています。無料駐車場は当然無料ですが、夜間の駐車や人通りが少ないか、見え難い場所への駐車は基本的に危険です。

　これは私の友人が現実に遭遇した事例です。比較的治安の良くないとして知られるニューワークという街の夜間駐車場にしばらく駐車して帰宅しようと思い、エンジンをスターとしようとしたところ、車が動きません。

　不審に思い、車から出てみると、何と車はブロックのようなものの上に乗っている状態となり、タイヤホイールが全部抜き取られていました。彼の車には高級なホイールがつけてあったので、それを盗まれたのでした。

　お金があっても、あまり目立つこと、派手なことはしてはいけないという教訓でしょうか。

　有料駐車場は比較的安全ですが、お金は必要です。但し、ニューヨーク等の大都会の中でなければ通常非常に安いです。30分で5セントから30セント位の場合が多いです。

　都会地では道路脇に駐車メーターがあってそこに短時間駐車をすることができます。ちょっとした買い物等をするときには非常に便利です。普通の小さな街では5セントとか10セントで2時間位の駐車が可能です。大きな街では25セントから50セントで1時間等となります。

　こんなとき、突然だけど、〔おんな港町：どうしてこんなに夜明けが早いのさ…〕、八代亜紀の歌が突然懐かしく、恋しくなる。